年の瀬の夕暮れの風景。

年をとるほど、一年が短くなるといいますが、
今年は2年分くらいに感じる長い一年でありました。

辛かったというわけでなく、たくさんの新しい出会いと、
気持ちや体調の変化など…
とにかく変化に富んで、密度の濃い日々だったので。
c0222587_14461503.jpg
具体的な大きな変化といえば、
それまで体調不良で田舎にこもりすぎていたけれど、
西に東に行動範囲が広がっていった事。
そしていつの間にか、早寝早起きの昼型になり、
1日を有効に使うことができるようになりました。

『早起きは三文の得』と言いますが、三文どころじゃない。
万単位で得している気がします。
物書きは、夜の方が捗るという方が多いですが…
『そういうものだから』といって、長い間ただダラダラと夜型で、
何年もの間、人工的な灯りの中で、パソコンのモニターやLEDの光ばかりを見て、
カラーチャートの色を見て絵を描いていました。

日の出から、午前午後、そして日没…
短時間に繊細に移り変わる光と色彩、
28日間で変化する月の光、季節で変わる風景

外に出て、そういったものに日々触れることで
色や光に対する感性が、
ひどく退化していた事に気づかされました。

数年前に亡くなった絵本作家のターシャ・テューダーは、
太陽の出ているうちだけ絵を描いて、
夜は他の作業をすることにしていたそうです。

そういえば、アトリエは光の状態が変わらないよう
北窓にするんだとか、
基本的にこだわるべきところだったのでした。

c0222587_14462036.jpg
毎日、日の出を見るようになって、
そのあまりの神々しさ、美しさに、

多くの文明で、太陽を神というのが
とてもしっくりくるようになりました。
万物に神宿る…というけれど、
すべて太陽の光が見せてくれるもの。

今より暗くで危険の多い古い時代の人たちにとって、
朝日の昇る様は、きっと私たちの何倍も神々しく甘やかで、
希望、救いそのもの…天国、
まさに神の住む場所のように見えたのでしょう、と。

そういえばいつも"天"の描写は朝焼けのよう。

一瞬一瞬の変化をもっと大切にしていきたいです。

c0222587_18371189.jpg

[PR]
by diemond | 2015-12-29 15:04 | 日々徒然

画家・イラストレーター 。童美連、季節風会員。


by かたおかまなみ